資産運用

【初心者向け】投資の基本的な考え方

2022年4月8日

toushi_kihon

投資と聞くとどのようなイメージをお持ちでしょうか?
「怖い」「お金持ちがすること」「あまり関わりたくない」、、日本ですと敬遠されがちな分野かと思います。
ただ、最近は老後2000万円問題を機に投資へ関心を持つ方が増えてきていると思います(我が家もその1人です)そこで!今回は投資の基本的な考え方について解説していこうと思います!
すでに投資をやっている方には読み飛ばしてください^^;

老後2000万円問題の記事を読んで投資を始めてみようと思いますが、何から始めたらいいか分かりません!?

好奇心旺盛なリスくん
家計簿ママ

今回は投資の基本的な考え方について説明しますね!

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投資の基本的な考え方

老後2000万円の記事で紹介した「米国では 75 歳以上の高齢世帯の金融資産はここ 20 年ほどで3倍ほどに伸びている一方、わが国の同年代の高齢世帯の金融資産はほぼ横ばいで推移しており、対照的な動きとなっている」のとおり、投資をしているかどうかにより金融資産に大きく差がついていることがデータからも分かるかと思います。定期預金はほぼないに等しい利率です。むしろ物価が上がる中、僅かな利息しかないので考え方によっては資産が減っていると考える事もできるかと思います。

真面目に定年まで働いて退職金を数千万もらい、支払った額以上の年金で生活、、という時代から変わった事を認めて、今の時代に合わせて行動することが必要と考えています。

資産運用方法

まず、そもそも資産運用としてどのような方法があるのか整理したいと思います!
資産を減らない普通預金・定期預金・保険は含まれません。利益を目的にリスクを取っても資産を増やすことが投資となります。

資産運用方法内容リスク利率
普通預金メガバンクでは年0.001%
ある程度自由に使えるお金も必要ですので、利用していない方はいないと思います。ネット銀行では0.1%程度の利率もありますね。
最低
定期預金ネット銀行では年0.1~0.2%程度もありますが、やはり低金利です。最低
保険学資保険や終身保険等
手堅く生命保険料控除も利用できますが、20年程度預けてもトータルで10%程度。また途中解約すると元本割れの可能性もあります。
債券社債、国債等
年0.05~数%程度ありますが、会社の倒産・国の破綻リスクもあります。利率が高いほどそのリスクも高いです。
投資信託投資家から集めた資金をもとに専門家が株式、債券、金、不動産等の銘柄、比率を組み合わせて運用。プロに任せる分、成果はありますが手数料もかかります。銘柄によりリスクも異なり、100円から購入可能。証券会社の他、銀行や郵便局でも購入可能。年3~10%程度
上場投資信託
ETF
投資信託の1つ。簡単に分散投資ができるメリットがありますが、株式と同様10~30万程度から開始が可能。投資信託より手数料は低いが銘柄は少ない。証券会社でのみ購入可能。年3~5%程度
iDeCo非課税枠の中で投資信託、債券、定期預金等を選択できます。ただし60歳までは引き出せません。年3~10%程度
NISA非課税枠の中で投資信託、債券、定期預金等を選択できます。NISA、積立NISA、ジュニアNISA、それぞれ期間、非課税枠が異なります。年3~10%程度
不動産投資信託
REIT
投資信託のように投資家から資金を集めますが、投資先が不動産(オフィス、マンション等)にプロが投資します。10万円程度から可能ですが、借り手がいない等により分配金には変動があります。年3~10%程度中~高
株式1つの会社の株式を購入する一般的な投資
100株からが基本で10~30万程度から開始
株主優待や配当、株価高騰時に売却することで利益を得ます。半面株価が下落、倒産によるリスクもあります。初心者には難しいです。年3~20%程度
中~高
先物・オプション取引価格が変動するものを現時点の価格で一定期間後に取引を行う取り決めをするのが先物、先物取引の権利を売買するのがオプション取引です。初心者には難しいです。
※随時取引を行うため年間利回りはそれぞれ
中~高
FX日本とアメリカ等、2国間の為替レートの変動の差で利益を得ます。
※随時取引を行うため年間利回りはそれぞれ
中~高
※上記利回りは参考値で何を選ぶかにより大きく増減します。

たくさんあるのですね!
何から始めたら良いか分からなくなりました。。

好奇心旺盛なリスくん
家計簿ママ

手堅くローリスク・ローリターンで行きたいのであれば保険や債券ですが、投資信託も良いと思います!株式やFXは上級者向けですね

保険

ここでは必要資金を保証するという視点の保険のみを取り上げます。
投資とは異なりますが、保険のメリットは予測できない死亡時にも保険金として必要資金が用意でき、生存して満期を迎えれば同じく満期保険金として必要資金が準備できる点です。デメリットとしてはその他投資に比べると利率は低いです。
高校3年生の時に500万円の教育資金が必要と仮定すると、毎年30万円ずつ16年間保険料を支払っていれば(20万円の増加する前提)、3年目に傷病や死亡により支払えなくなっても500万円が保証されます。もし保険に入っていなければ30万円×3年=90万円しか貯まっていないですね。

種類詳細
学資保険定期預金より良い利率で教育資金を貯める事ができます。保険料控除もあり、万が一の死亡時にも保険金額が保証されています。ただし、途中解約では元本が保証されません
低解約返戻金付き終身保険万が一の死亡時には死亡保険、生存していれば満期時に支払額より多く解約返戻金として受け取れます。その他は学資保険と同様です。相続税対策にもなります。

債券

債権の種類ですが、社債、国債、外国債等あります。
国債は途中で手放さない限りは元本割れの可能性もないため、定期預金よりはいいですね。
ただし会社が破産すると価値がなくなります。国が破綻することは考えにくいですね。

投資信託

資産運用として元本の2倍など、それなりに資産を増やしたいがハイリスクは避けたいという方には投資信託も検討してみるといいと思います。ハイリスクの投資信託もあるので注意です。
株式、債券、不動産、金など様々な金融商品をファンドが組み合わせて投資信託の商品を作っています。分散・長期・積立を満たすなら、株式・債券・不動産・金等を均等に含めたバランス型で長期積立も良いと思います。

家計簿ママ

分散投資がいいとは言いますが、全世界にある株式、債券等を自分でどれがいいか見極めるのは難しいです。投資信託ではプロが選んでくれているのがメリットですね!

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自営業か会社員か等により定められた上限額の範囲内で月々いくら積み立てると決めます。また定期預金、債券、投資信託等に何割投資するかを選択します。メリットは国(厚生労働省)が年金不足を補うための資産形成として推奨しているため運用益が非課税です!デメリットは手数料がかかる、60歳まで引き出せない事です。詳しく知りたい方は↓こちら。

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iDeCoと同じく国(金融庁)が推奨しているため、メリットは期間付きで運用益が非課税であることです。金融庁が厳選した投資信託等の商品があります。ただし取り扱い商品数は金融機関により異なります。

家計簿ママ

すでに長期・積立で購入したい投資信託等が決まっていて、それがNISAで取り扱いがあるのであれば、運用益が非課税のNISAがオススメです!

資産運用の必要性

各ライフイベント毎の出費を賄えるのであれば無理に投資を始める必要はありません。ただ、ライフイベント毎に貯金していくお金は、利用する時までは貯めておくことになります。例えば老後資金2000万円は定年後等の老後に必要となるお金であり、それまでは利用しないお金ということになりますね。数十年もただ定期預金等に入れておくだけであれば、超低金利時代ですので、どれくらいリスクを取るかはそれぞれですが、何かしら資産運用した方が良いとは思います。

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資産運用の注意点

ライフイベントが確定していない、もしくは詳細な家計簿を作成できておらず将来の必要額が分からないが、ある程度現預金がある場合、すべて投資へ!というのは危険ですね。今後の出費が読めない時にはある程度手元に現金があった方が良いと思います。もちろん投資を解除すれば返金されますが、時間がかかること、元本割れの可能性もあります。

余剰資金はすべて投資にまわそうと思います!

好奇心旺盛なリスくん
家計簿ママ

将来の収支予定と生活費を踏まえて余剰資金がある場合でも、
最低100~200万円は手元に持っておいた方が良いと思います!

さらに、初めて投資をする場合には、いきなり数百万等投資するのはやめた方が良いと思います。本当に投資先が問題ないのか?を確かめる意味でも初めは小額からが良いです。(投資信託であれば100円から始められます!)万が一、余剰資金が足りなくなった場合には、投資先を解約しないといけないので、元金割れする可能性があります。投資は有効な資産形成だと思いますが、どのように増減するのか?家計は成り立つのか?を良く見極める必要があると思います

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kakeibo_mama

家計簿ママ

老後2000万円問題をきっかけに100歳までの家計簿を作成して愕然。。転職による年収アップ+節約しかないと奮闘するも充分な資産を形成するのは困難であることが判明!?ようやく資産運用について考え始める。定期預金と学資保険に限界を感じ、iDeCo→NISA→高配当株を実施中!日本高配当株がメイン。投資歴3年目!家計簿歴9年!少しでも参考になればと自身の経験をもとにブログも執筆中。

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