株主優待分析

イオン【8267】、イオンモール【8905】株価検討

2023年1月9日

aeon

利回りはそれほど高くないですが、イオンを頻繁に利用する方には株主優待はとても魅力的な銘柄です!

イオンの利用頻度が増えてきたので、実質利回りをもとに検討してみました!

イオン【8267】の魅力

イオン【8267】の株主優待

100株以上の株主に対して、優待カード(オーナーズカード)が発行されます。

買い物時に優待カードを提示すると半年ごとに買上げ金額合計に以下の返金率を乗じた金額が返金されます。←優待で返金は珍しいですね!
※購入金額は1株2,700円で試算

こういう方にオススメ!

イオンで食料品を日常的に購入する方!
※返金の対象はイオンのスーパー、イオンスタイルのみと思っていた方が良いです。専門店街はイオンモール扱いのため対象外。

家計簿ママ

なかなか毎年スーパー以外で数十万円定期的に買う事はないかと思われるためです。また、基本は現金もしくはイオンカード、WAONです。他のクレカ等は対象外となります。

返金率は株数に応じて異なるものの、個人投資家としては100株の27万円程度が一般的かと思われます。

株数返金率購入金額
100~499株3%27~135万
500~999株4%135~270万
1,000~2,999株5%270~810万
3,000株以上7%810万以上

イオン【8267】の購入目安

1株あたりの配当金は36円、1株2,700円とすると配当利回りは1.33%と決して高くはありません。

しかし、↑の返金率3%で最大年間200万円とすると200万円×3%=6万円
実質利回りは(60,000+3,600)/270,000=22.3%となります。
実際は200万円利用する方は少ないと思いますが、最大値としての試算です。

上限額

HPには「半年間で100万円(家族カード利用分含む)までのお買物がご返金対象になります。」と記載がありますね

イオン【8267】の実質利回り資産

↓は年間利用額に応じた試算です。
※1株2,700円、100株保有、1株あたりの配当金は36円で試算

年間買い物額が25万円を超えれば、実質利回りは4%を超えるので利用頻度の高い方には良いと思います。

家計簿ママ

もちろん安く変える方が良いとは思いますが、試算結果をみて分かるとおり、配当金が低いので株価により大きな利回りの変化は少なく、もしろ年間の買い物額の影響の方が大きいと思います!

◆1株2,700円

年間買い物額返金額返金額+配当金実質利回り
100,0003,0006,6002.44%
200,0006,0009,6003.56%
250,0007,50011,1004.11%
300,0009,00012,6004.67%
400,00012,00015,6005.78%
500,00015,00018,6006.89%
1,000,00030,00033,60012.44%
1,500,00045,00048,60018.00%
2,000,00060,00063,60023.56%

参考:1株2,600円、2,500円、2,400円の試算※イオン【8267】

↓は1株2,600円、2,500円、2,400円の試算です。
※1株あたりの配当金は同じく36円で試算

もともと配当利回りが低いため、1株2,400円まで落ちれば、年間買い物額20万円で実質利回りが4%となりますが、株価がそこまで低下することは少ないのと年間買い物額が20万円以上となるため、私の検討はここで終了です。

◆1株2,600円

年間買い物額返金額返金額+配当金実質利回り
100,0003,0006,6002.54%
200,0006,0009,6003.69%
250,0007,50011,1004.27%
300,0009,00012,6004.85%
400,00012,00015,6006.00%
500,00015,00018,6007.15%

◆1株2,500円

年間買い物額返金額返金額+配当金実質利回り
100,0003,0006,6002.64%
200,0006,0009,6003.84%
250,0007,50011,1004.44%
300,0009,00012,6005.04%
400,00012,00015,6006.24%
500,00015,00018,6007.44%

◆1株2,400円

年間買い物額返金額返金額+配当金実質利回り
100,0003,0006,6002.75%
200,0006,0009,6004.00%
250,0007,50011,1004.63%
300,0009,00012,6005.25%
400,00012,00015,6006.50%
500,00015,00018,6007.75%

連続増配※イオン【8267】

イオンHPには↓の記載があり、基本的には減配の可能性は低いと判断しています。

HP抜粋

【1】中長期的な基本方針当社の株主還元政策は、中長期的な成長による企業価値向上と利益還元のバランスの最適化を図ることを重点施策と位置付け、連結業績を勘案した配当政策を行ってまいります。1株当たり年間配当金につきましては、前年以上を維持しつつ、連結配当性向30%を目標として定め、さらなる利益成長ならびに株主還元に努めていきます。

また、IRBANKから過去配当にも配当性向が100%を超える年度もありますが、減配がないことが確認できます。

家計簿ママ

減配の可能性が低い事は大事なポイントの1つとしています!

その他:イオンラウンジ

イオンの株主になるとイオンラウンジが月5回まで利用できます!

同伴者は1名までです。(家族カードは関係ないようです)
利用の際にはアプリから事前予約が必要です。(30分の利用枠から空いている時間帯から選ぶことができます)

私は2店舗行きましたが、提供しているのはコーヒーメーカーによるホットコーヒー、アイスコーヒー、ティーパックの紅茶、水がメインで、店舗によってはペットボトルのルイボスティー、お茶、子供用アンパンマンのパックジュース等がありました。

家計簿ママ

椅子もあり、涼しく、水分補給もできるので結構よかったですが、店舗によりかなり差があるように感じました!無料なので贅沢は言えないですが^^;

その他:特別優待券

イオンの議決権を行使すると↓のような特別ご優待券(1日限定の割引券)が6月頃送られてきました!

6月23日~7月31日の期間限定ですが、何回でも利用できる10%もしくは5%OFFの割引券です。
イオンモール(専門店街)では利用できず、イオンスタイルか食料品がメインのようですが、
まとめ買いする際にはいいかもしれないです!
※お客様感謝デー等の併用は不可

イオンモール【8905】の魅力

イオンは年間買い物額が多い方には魅力ですが、20万円以下の私にはイオン株主優待の魅力は薄れてきました。ただ、イオン自体にはいく頻度が増えているため、悩ましい所でしたが、別途イオンモールにも株主優待があることが分かりました!

→その後、イオンの利用頻度が増えたことからイオンの株も購入しています!

イオンモール【8905】の株主優待

100株以上の株主に対して、以下の3つから1つを選択できます!

1.イオンギフトカード
2.カタログギフト
3.カーボンオフセットサービス
※3は二酸化炭素排出権のため割愛

ポイント

イオンとは異なり、株主優待の権利確定月は2月末のみです!

※配当金は年2回あります。

1株を1,650円で試算すると↓のとおりとなります。

優待は株数に応じて異なるものの、個人投資家としては100株の16.5万円程度が一般的かと思われます。

株数優待購入金額
100~499株3,000円相当16.5~82.5万
500~999株5,000円相当82.5~165万
1,000株以上10,000円相当165万以上

イオンモール【8905】の購入目安

1株あたりの配当金は50円、1株1,650円とすると配当利回りは3.03%とイオンに比べると高めです。

さらに、↑の優待を含めると実質利回りは以下のとおりとなります。

イオンモール【8905】実質利回りの試算

↓は優待を含めた試算です。
※100株保有、1株あたりの配当金は50円で試算

株価優待優待+配当金実質利回り
1,6503,0008,0004.85%

その他の株価でも優待、配当金は同一であることから↓が試算結果です。
基本的には実質利回りは4%越え、株価1,600円で買えれば5%となります!

検証

株価1,800円→8,000/180,000≒4.4%
株価1,750円→8,000/175,000≒4.6%
株価1,700円→8,000/170,000≒4.7%
株価1,600円→8,000/160,000=5%

イオンと比べても実質利回りは4%越えのため、イオンモールの方が私にとってはお得に感じました!

また、1/6時点のPERは16.35、PBRは0.81であることも魅力的でした。
※イオンのPERは92.11、PBRは2.30

PERは15倍以下、PBRは1倍以下が目安になりますが、人気もあるため、高めの水準となっていると思われます。

連続増配※イオンモール【8905】

イオンモールHPには↓の記載があり、基本的には減配の可能性は低いと判断しています。

HP抜粋

当社は収益力向上による株主の皆さまへの利益還元を重要な経営政策と認識しており、利益配分は、株主の皆さまへの安定的な配当継続を重視するとともに、内部留保金は事業基盤強化のための成長事業、新規事業、経営体質強化のために投資していくことを基本方針としています。
配当性向については連結配当性向30%以上とし、成長ステージに応じた長期・継続的な増配をめざします。』

また、IRBANKから2021年は赤字でしたが、その年度も減配がないことが確認できます。

イオンモール株主優待

イオンモールの配当金は5/1に入金 ※年2回のため11/1頃にもあるはず

イオンモールの株主優待は6/1に郵送 ※株主優待は年1回

↓3つから選ぶ形でした!

6月30日までに申し込む必要があり、6月中旬から順次発送され、申し込みがない場合にはAのイオンギフトカードが7月中旬に発送されるそうです!

私の方針

分析した結果、
現時点の株価と年間買い物額ではイオンは見送りイオンモールは購入しても良いと判断しました!

→その後、イオンの利用頻度も増えたため、現在は両方保有しています!

株価1,700円以下でも実質利回り4.7%越えのため、かなり魅力的ですが、1,650円以下を目指してみます!

◆私の購入目安
イオンモール→1,650円以下(実質利回り4.85%)
イオン→年間買い物額が30万円以上となれば、2,500円以下(実質利回り5.04%)

→以下2023/7/13追記

他の株を購入するため一度イオンモールは手放し、1810円で再購入、以前イオンは2600円で購入しています。

近くにイオンがあり、食料品等の買い物で利用する方にはとても魅力的だと思います!

イオンについて再考

以下2023/10/14追記

昨日半年分(正確には初回のため約4か月分)のイオンオーナーズカードの返金通知がありました!

このペースで行けば年間15万円は行けそう→15万円×3%=4500円の返金は問題なさそう。

家計簿ママ

年間25万円を想定していましたが、そこまで行けるか!?

①配当金+返金額のみで考えると

2600円で100株購入しているので年間配当3600円だと1.38%程度ですが↑の返金も考慮すると

3600+4500=8100円のため3.11%。意外と少ないな~と思いました。。

②返金には税金がかからないことを考えると

4500円の返金は5625円の配当金と同じ(税率は簡素化するため20%で計算)

つまり3600+5625=9225円のため3.54%。意外と少ないな~

③イオンラウンジも考慮すると

月に4回は行くので月500円×12ヵ月=6000円

9225+6000円=15225円のため5.85%

あとは映画の優待もあるので、現在のままであれば満足ですかね!

家計簿ママ

やはり年間25万買い物が必要かなと思いました。ただイオンラウンジに満足している方は良いと思いました!

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kakeibo_mama

家計簿ママ

老後2000万円問題をきっかけに100歳までの家計簿を作成して愕然。。転職による年収アップ+節約しかないと奮闘するも充分な資産を形成するのは困難であることが判明!?ようやく資産運用について考え始める。定期預金と学資保険に限界を感じ、iDeCo→NISA→高配当株を実施中!日本高配当株がメイン。投資歴3年目!家計簿歴9年!少しでも参考になればと自身の経験をもとにブログも執筆中。

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