株主優待分析 高配当株分析

【銘柄分析】沖縄セルラー:通信銘柄比較

2024年3月20日

okinawa

「ディフェンシブ銘柄(通信)」かつ「株主優待」が魅力的で興味が湧いて、現在100株保有中です!2025年3月から株主優待がKDDIと同程度となりますが、通信セクターの比率を高めたいため、継続保有予定です!

NTT、KDDIに比べれば圧倒的に規模が小さいですが、KDDIの子会社で、モバイル事業は沖縄県内トップシェアになります!

企業概要(銘柄スカウター):電気通信事業サービス会社、KDDIの子会社。沖縄県内で「auショップ」「UQモバイル」運営(携帯電話、格安プラン「povo」)とFTTHサービス「auひかりちゅら」、売電「auでんき」を営む。モバイル事業は沖縄県内トップの店舗網により県内トップシェア(約50%、契約台数66万)、FTTH事業は沖縄電力と協業(シェア約30%)。5Gの整備や離島を含む県内全域の通信インフラの強化・拡充に取り組む。

家計簿ママ

沖縄の2人に1人が沖縄セルラーというのは凄いですよね!

沖縄セルラーについて

セグメントは1つです!
有報には事業内容として「モバイルサービスや、国内・国際通信サービス、インターネットサービス等を提供する電気通信事業を主な事業内容」と紹介され、電気通信事業の単一セグメントとしています。

家計簿ママ

東証スタンダード、時価総額1700億程度のため、セグメントは1つだけとシンプルですね!

モバイルサービスとしてはKDDIの子会社としてau、UQmobile、povoを扱っていますね!
企業理念からも沖縄に特化していることがわかります。

【HP抜粋:企業理念
1991年の創立以来、「事業を通して、沖縄経済の発展に貢献すること

家計簿ママ

なぜ沖縄に特化しているのか、ずっと気になっていましたが、沖縄振興の一環で設立された会社なのですね。株式の51%を出資者であるKDDIが保有しています!

【雑学】沿革

1990年 (平成2年) 10月に本土と沖縄の経済人が沖縄振興のために協力していくことを目的とした「沖縄懇話会」が発足し、その中で、携帯電話会社を設立する方針が明らかにされました。このような背景のもとで、当社は沖縄地域において携帯・自動車電話サービスを行う会社として、KDDI株式会社 (旧第二電電株式会社) をはじめ有力企業の出資により、1991年 (平成3年) 6月1日に設立されました。

増配銘柄

23期連続増配予定で増配銘柄としても有名ですね!

2016年3月期あたりから増配率も上がってきていますね!配当性向も35~45%程度で推移しており、好感が持てました。2024年3月期は優待変更もあったためか、88→110円と25%の大幅増配をしており、今後にも期待しています!

HP抜粋

経営目標

当社は、増収、増益、連続増配の3増配当性向40%超を経営目標としております。

家計簿ママ

かなり株主を意識した経営目標かと思います!
ここまで明示してくれるのは個人投資家としてはありがたいですね!

沖縄セルラー電話の株主優待

沖縄セルラー電話の株主優待は2025年3月期から変更となります!

◆2024年3月期まで
何れもカタログギフトです!

保有期間100株以上1000株未満1000株以上
5年未満3,000円相当5,000円相当
5年以上5,000円相当10,000円相当

◆2025年3月期以降
何れも沖縄セルラー電話又はKDDI関連サービスの特典です!

保有期間100株以上
1年未満なし
1年以上5年未満2,000円相当
5年以上3,000円相当

具体的には以下の特典となるようです!条件を満たせば、2,000→3,000円相当、3,000→4,500円相当に変更できるようですが、ざっと見たところ簡単ではなさそうです。詳細が決まり次第、更新していきます。

IR抜粋

家計簿ママ

カタログギフトが良かったのですが、KDDIに合わせるため仕方ないですね。優待がなくならなかっただけ良かったという事にしておきます!

同業他社分析(通信)

マネックス証券の銘柄スカウター(10年スクリーニング)によると「情報・通信」、オリジナル業種では「通信」の「電話・通信」に分類されます。電話・通信は以下8銘柄のみです。

銘柄スカウター

私の必須条件、本当は「東証プライム+配当利回り3%以上」なのですが、沖縄セルラー電話が東証スタンダード、通信は現在利回りが低いので、「東証プライムもしくは東証スタンダード+配当利回り2%以上」として、配当利回りが低い代わりに「時価総額1000万円以上」を追加すると

銘柄スカウター

日本電信電話(以下NTT)、KDDI、ソフトバンク、沖縄セルラー電話が出てきました!

家計簿ママ

沖縄セルラー電話はKDDIの子会社・沖縄に特化していることから時価総額は圧倒的に小さいことがわかりますね!

通信3社比較

続いて同じマネックス証券の銘柄スカウター(銘柄分析)によると、PBR、PERからソフトバンクは飛びぬけて高いですが、その他NTT、KDDI、沖縄セルラー電話はほぼ同程度と言っても良いと思います。

※利回りは高いですが、個人的にはソフトバンクは上記の理由から投資対象外としていますので、今後の検討は割愛します。

銘柄スカウター

売上高はほぼ同じような推移ですが、営業利益は沖縄セルラー電話がキレイに右肩上がりとなっています。

銘柄スカウター
家計簿ママ

利回りは何れも2~3%台で、株主優待がありますね!

通信銘柄の総合利回り

2024/3/19の配当利回り

銘柄株価配当利回り
NTT182.152.75%
KDDI4,6211403.03%
沖縄セルラー電話3,6301103.03%

沖縄セルラー電話は増配直後のため、利回りが高くなっています。沖縄セルラー電話の終値(2024/3/19)は3,605円ですが、その後増配が発表されているため、参考としてPTSの値を入れています。発表を受けて25円増えています。

100株を保有した場合の総合利回り

◆株主優待
計算を分かりやすくするためにNTTは10年平均、KDDI、沖縄セルラー電話は2年目以降を想定しています。

100株
NTT450円相当
※10年の平均
KDDI2,000円相当
沖縄セルラー電話2,000円相当
家計簿ママ

何れも保有期間1年目は優待なしというのが注意点ですね!NTTは2年目(1500ポイント)と5年目(3000ポイント)のみですが、単年では値が大きくなりすぎるので、10年の平均値(450ポイント)として算出しています。

◆総合利回り(配当+優待)

2~4年目参考5年以降
NTT5.22%
※10年平均
5.22%
※10年平均
KDDI3.46%3.68%
沖縄セルラー電話3.58%3.86%
家計簿ママ

100株だけで考える圧倒的にNTTですね!ただもらえるのは2年目と5年目の2回のみというのには注意が必要です。KDDIと沖縄セルラーでは配当利回りが同じですが、沖縄セルラーの方が株価が低いことから総合利回りでは沖縄セルラーの方が勝っていますね!

私の方針

①NTT

優待は毎年でないことから、原則として通信セクターの首位としての配当および株価上昇を期待しています。3%を超えるタイミングがあれば追加購入を予定しています!

②KDDI

優待が変更されるとは言え、総合利回りは高いので、100株を最低ラインとして、3.2%程度を超える場合には追加購入を予定しています!ただし主力はNTT。

③沖縄セルラー

通信セクターとしてはNTT、KDDIをメインとするため、原則100株以降の購入は予定していませんが、100株は引き続き継続保有予定です!

大型株メインの私としては東証スタンダードかつ時価総額2000万円未満ということで、なかなか購入に至りませんでしたが、増配銘柄でもあることから、もっと早く買っておけば良かったと反省です。。

今後は東証スタンダードまで対象を広げて銘柄検討して行こうと考えています!

家計簿ママ

3銘柄ともに優待があるので、偏りなくまずはそれぞれ100株目指すのが総合利回りは高くなるかと思います。特にKDDIと沖縄セルラーは、毎年優待をもらいたいのであれば、2024年3月27日の権利日前に購入しておけば、2025年3月期にも1年以上の保有条件を満たすので、検討してみるのはいかがでしょうか?

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kakeibo_mama

家計簿ママ

老後2000万円問題をきっかけに100歳までの家計簿を作成して愕然。。転職による年収アップ+節約しかないと奮闘するも充分な資産を形成するのは困難であることが判明!?ようやく資産運用について考え始める。定期預金と学資保険に限界を感じ、iDeCo→NISA→高配当株を実施中!日本高配当株がメイン。投資歴3年目!家計簿歴9年!少しでも参考になればと自身の経験をもとにブログも執筆中。

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