各記事で必要な額を書いてきましたが、視点を変えて、各ライフイベント毎に概算でいくら程度必要となるかまとめようと思います!各家庭、収入と支出が異なるので最終的には↓の年単位の家計簿(100歳までの家計簿)を作成することをオススメします!
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3大ライフイベントとなる教育資金・マイホーム・老後について概算でお伝えします!
3大ライフイベント(主な出費)
結婚後に焦点を当てて、毎年の平均的な収入・支出は抑えたうえで、いくら程度貯蓄があればいいかを検討していこうと思います!主な出費としては教育資金、マイホーム、老後となります。
※結婚式費用は300~500万円程度が相場でしょうか。その他新婚旅行や婚約・結婚指輪等々もかかりますが、ここでは結婚後に焦点を当てて書いています。
教育資金
こどもの教育資金は公立か私立かによって大きく異なります。また所得制限に引っかからず児童手当をもらえる前提ですとこども1人あたり↓となります。児童手当は200万円と仮定しています。
1人あたり総額 | 必要額 (児童手当を考慮) | |
公立 | 787万円 | 587万円 |
私立 | 2188万円 | 1988万円 |
あくまで平均値ですが、こども1人あたり公立なら約600万円、私立なら約2000万円必要となります。
公立の場合
中学生から年間50万円程度かかりますが、やはり大きいのは高校3年生の塾代、大学生の学費かと思います。
それぞれ多く見て年間100万円程度として、高校2年生までに500万円あると安心ですね!
ただし、教育資金を除いて収入の方が支出よりも多ければ、600万円以下でも問題ありません。
(この判断のためにも100歳までの家計簿をオススメしています!)
仮に毎年50万円ずつ貯蓄できると仮定すると50万円×5年(高校3年から大学卒業まで)=250万円となり、高校2年生時点で250万円の貯蓄があれば問題ない事になります。
私立の場合
小学校から年間100万円超えのため、小学校前の6歳までに2000万円あると安心ですが、公立と同じく、教育資金を除いて収入の方が支出よりも多ければ、2000万円以下でも問題ありません。また、あくまでALL私立のケースです。
高校、大学のみ私立とすると、高校1・2年で年間100万、高校3年・大学1年で年間200万円、大学2~4年で年間150万と仮定すると100万円×2+200万円×2+150万円×3=1050万円
仮に毎年50万円ずつ貯蓄できると仮定すると50万円×7年(高校1年から大学卒業まで)=350万円となり、中学3年までに700万円の貯蓄があれば問題ない事となります。
あくまで教育資金の観点だけの試算です!実際はマイホーム、老後資金等も考慮して試算する必要があります。
教育資金についての詳細は↓をご確認ください!
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マイホーム
年収の6~7倍程度の価格に抑えるのであれば特段毎月の支払には困ることはないかと思います。マンションの場合には管理費・修繕積立金が毎月かかるので、その分も考慮する必要があります。
マイホーム購入までに必要な貯蓄という観点ですと、できれば諸費用(200万)は住宅ローンではなく購入時に支払う方が良い(フラット35等では支払わないといけない)ので、毎月の支払額がマイホーム購入前の家賃と同程度であれば、200万程度を貯蓄しておけばいいと思います!
①差額家賃
また毎月の支出がマイホーム購入前の家賃を上回るようでしたら、その分は貯蓄しておいた方が良いです。家賃が月10万、住宅ローンの月あたりの返済額が11万円であれば、1万円×12ヵ月×35年=420万円ということになりますね。年間の支出で12万円増えても問題ないという事であれば問題ないですね。
②定年後支払い
さらに35歳でマイホーム購入、35年ローン、65歳定年、毎月10万円のケースですと、5年分は収入がない(年金のみ)のため、10万円×12ヵ月×5年=600万円は定年までに用意する必要がありますね。早めにマイホームを購入した方が良いというのもこのためです。
マイホーム購入については↓をご確認ください!
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老後
約2000万円必要と言われていますので、よほど年金が多くない限りは年金受給(65歳以降)までに2000万円貯蓄しておいた方が良いですね!
老後については↓をご確認ください!
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まとめ
あくまで概算ですがまとめると↓となります。
いつまで | いくら | |
教育資金 (ALL公立:1人あたり) | 高校2年生まで | 500万円 |
教育資金 (高校・大学私立:1人あたり) | 中学3年まで | 700万円 |
教育資金 (ALL私立:1人あたり) | 6歳まで | 2000万円 |
マイホーム購入 | マイホーム購入まで | 200万円※ |
老後 | 年金受給まで (65歳以降) | 2000万円 |
貯蓄例
30歳で第1子、32歳でマイホーム購入、34歳で第2子、65歳で定年のケースですと↓くらいあると安心ですかね。ALL公立、住宅ローンは月10万円と仮定します。
年齢 | イベント | 必要貯蓄額 |
30歳 | 第1子誕生 | |
32歳 | マイホーム購入 | 200万円 |
34歳 | 第2子誕生 | |
47歳 | 第1子高校2年 | 500万円 |
51歳 | 第1子高校2年 | 500万円 |
65歳 | 定年 | 2000万円 |
65歳 | ローン残債2年分 | 240万円 (10万円×12ヵ月×2年) |
貯め時
逆に貯め時としては↓①②です。こどもの学費が高額となる前に少しでも貯めておきたいですね!
①こどもが(公立の場合)小学生まで、(私立の場合)幼稚園まで
その後は②こどもが自立後(大学卒業等)から定年まで
すべて合わせると3500万円も必要となるのですね!?
将来の収入を加味しない(年間収支が0円)のケースですので、実際はもっと少なくても問題ないと思いますよ!もっと細かく知りたい場合には100歳までの家計簿をオススメしています!
注意点
将来の収支を見積もる際には定年後(役職定年後)は収入が大きく減るので注意しましょう!
また、こどもが小さいうちは時短や転職(パート含む)もあり収入が減る可能性が高いので、そこも考慮に入れておくとより安心ですね^^