作り方 税金

固定資産税いくらかかる!?概要と算出方法について

2022年11月29日

koteishisanzei

マイホーム購入にあたり事前に知っておきたいのが「固定資産税」です。
賃貸の場合には意識することはないですが、マイホーム購入後には
毎年必ず!かかる費用です。

マイホーム購入自体が数千万円単位ですので、
あまり気にはならないかもしれませんが、
購入後には節税のしようがないため、事前にいくらくらいかかるか
想定して購入の判断をすることをオススメします!

固定資産税とは

そもそも固定資産税とは所有している家屋および土地にかかる税金です。

戸建ての場合には分かりやすいですが、マンションも全体の敷地に対して、
持ち分がありますので、何れも家屋と土地に対して税金がかかります。

計算方法は難しいのですが、ざっくり言うと
3年に1度、その時点の土地の公的価値や家屋の時価をもとに
家屋と土地が評価され、その評価額に標準税率(1.4%)をかけて
固定資産税が計算されます。

なぜ家屋と土地が分かれているか?というと
家屋は劣化し、土地は劣化しないからです。

購入時をイメージしてもらえれば分かるとおり、新築は高く、中古は安いです。
そのため、家屋の固定資産税はだんだん安くなりますが、
土地の固定資産税は基本変わりません。

ただし、都市開発などで土地の値段が上がれば、固定資産税も上がります。

土地の固定資産税

土地の価値により決まるので都会の方が地方よりも高くなります。

土地は地価により決まるので公的価値に変動がない限り、
毎年、同程度の額の固定資産税が続きます。

例えば、土地の評価額が2000万円の場合
2000万円×1.4%=28万円とかなり高額になりますが、

実際には「住宅用地の特例」という有難い特例があり、
課税評価額が1/6となります!

そのため、先ほどの例では
2000万円×1/6×1.4%≒4.66万円となります!

マンションの方が敷地面積が狭く、戸建ての方が広くなるため
マンションの方が安くなります。

逆に更地のまま所有し続けると6倍の税金(通常の税額)がかかることになります。

また、200㎡を超える土地の場合には1/6(小規模住宅用地)ではなく
1/3(一般住宅用地)となり課税の種類が異なりますので、
広い土地を所有する際には注意が必要です

家屋の固定資産税

家屋は都会・地方に関係なく家屋自体の価値によるので、地方の方が広い家屋を
所有する傾向にあるので、地方の方が高くなるかもしれません。

基本的には年々低下していきますが、
戸建てとマンションでは耐用年数が異なる事から
土地とは異なり、戸建ての方が安くなります。

基本的には木造の場合には24年の償却となります。
ただし、24年後にも20%程度までは残ります

例えば新築時の価値が2000万円と評価された場合、
年々価値が低下して、24年後には400万円と評価され、
固定資産税も評価額に伴い低下していきます。

ただし、0円にはならない事には注意が必要です!

また、大手ハウスメーカー等では通常の木造戸建てとは耐用年数が異なる
長期優良住宅もありますが、その場合には固定資産税は高くなるかと思います。
税制優遇の話もありますが、実質的には高くなるのではないかと思われます。

マンションの場合には48年の償却となり、戸建てとは大きく異なります。
資産価値が高い分、税金も高くなります。

新築の場合には、令和6年3月31日までに購入する事で
家屋の固定資産税が半額になる税制優遇があります。

戸建ての場合には3年、マンションの場合には5年
→この減額措置を知らないと経過後に驚くことになります。

支払方法

毎年1月1日時点で所有している資産に対して課税され、
一括納付か4回の分割納付で納税します。

購入時には1月1日時点の所有者と日割りで負担するケースが多いかと思います。

都市計画税

納税通知書には固定資産税の他、都市計画税も含まれる事がありますが、
都心部など市街化区域に該当する場合には都市計画税も支払う必要があります。

主に道路や下水道の整備にあてられる税金です。

地域により異なりますが、土地・家屋の評価額に対して定率をかけて求められます。
0.3%を上限としています。固定資産税の1.4%よりは少ないですが、毎年かかります。

合計すると評価額に対して、最大1.43%の税金がかかる事になります。

固定資産税いくらかかる!?

実際は購入前に不動産屋に確認するのが確実ではありますが、
上記を踏まえて、マイホーム購入時には必ず考慮に入れて
家計簿上、問題ないかを確認する事をオススメします!

また、購入時の金額より評価額はかなり少ないです
私が納税通知書を初めて見た時には「不動産屋に騙された!?」と疑うくらいでした^^;

評価額は購入金額から30~50%くらい低いのではと思います。
これは税金を少なくしてくれているためであり、低い分には気にする必要はないです。
(万が一、売却する場合にも評価額で売買される事はありません)

最後に、マンションか戸建てか?や評価額にもよりますが、
年間約10万円前後かかるため、50年住み続けると考えると、
400~600万円程度となります。

生涯で計算するとかなりの金額になるため、
しっかりと家計簿で想定してから、購入する事をオススメします!

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
kakeibo_mama

家計簿ママ

老後2000万円問題をきっかけに100歳までの家計簿を作成して愕然。。転職による年収アップ+節約しかないと奮闘するも充分な資産を形成するのは困難であることが判明!?ようやく資産運用について考え始める。定期預金と学資保険に限界を感じ、iDeCo→NISA→高配当株を実施中!日本高配当株がメイン。投資歴3年目!家計簿歴9年!少しでも参考になればと自身の経験をもとにブログも執筆中。

-作り方, 税金
-, ,