高配当株分析

ハウスメーカー高配当株検討

2023年1月22日

house_maker

もともとハウスメーカの高配当株として
積水ハウスと住友林業を保有していましたが、
大和ハウスを購入するにあたり、
ハウスメーカーの高配当株について検討してみました!

ハウスメーカーの高配当株

そもそもハウスメーカーの株について
あまり知りませんでしたが、2023/1/20現在は以下の5社でした。
(私が把握している限りのハウスメーカーですがほぼすべてかと思います)

コード銘柄
1925大和ハウス工業
1928積水ハウス
8830住友不動産
1911住友林業
1419タマホーム

意外と少ないというのが私の率直な感想です。

※ミサワホーム(1722)、三井ホーム(1868)はすでに上場廃止済
ヘーベルハウス(旭化成ホームズ単体ではなく旭化成として上場)やセキスイハイム(セキスイハイム工業単体ではなく積水化学工業として上場)なども非上場のようです。

配当利回り

上記5社の2023/1/20現在の配当利回りは↓です。

コード銘柄配当利回り
1925大和ハウス工業4.22%
1928積水ハウス4.27%
8830住友不動産1.68%
1911住友林業5.32%
1419タマホーム5.71%

基本的には4%越えであり、高配当株としては何れも魅力的に感じます!

※住友不動産は1.68%のため高配当株としては対象外として、
以下の検討は省略します。

時価総額、売上等

その他の情報としては以下になります↓2023/1/20現在

コード銘柄日経225時価総額PERPBR配当利回り決算期売上
1925大和ハウス工業2兆501億円8.97倍0.95倍4.22%2022/034.44兆
1928積水ハウス1兆6685億円9.27倍0.99倍4.27%2022/012.59兆
1911住友林業×4724億円4.69倍0.72倍5.32%2021/121.39兆
1419タマホーム×877億円10.21倍2.75倍5.71%2022/052408億

何となく大和ハウスと積水ハウスは規模が大きいと思っていましたが、
時価総額と売上で見るとかなり差があることが分かりました。
配当利回りも時価総額、売上に比例しているのも面白いなと思いました。

また、日経225の対象は大和ハウス工業積水ハウスのみのようです。

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最近の増配により株価が高騰しているタマホームを除いては
PERは10倍以下、PBRも1倍以下と比較的割安かなと思いました。

各社検討_配当推移、配当性向、自社株買い

各社の配当推移、配当性向、自社株買いは以下のとおりです↓

大和ハウス工業:1925

 一株配当配当性向自社株買い
2010/31772.730.93億
2011/32036.13.06億
2012/32534.871.11億
2013/33530.60.55億
2014/350311.04億
2015/36033.87.1億
2016/38051.226.5億
2017/39230.2122億
2018/310730.10.26億
2019/311431.979.8億
2020/311532.72.44億
2021/311639261億
2022/312636.60.12億
2023/3*130--
IRBANKより

HPより株主還元方針は↓

HP抜粋

配当性向については、親会社株主に帰属する連結当期純利益の35%以上として業績に連動した利益還元を行い、かつ安定的な配当の維持に努める
(第7次中期経営計画期間(2022年度~2026年度))の対象年度においては、年間の1株あたりの配当金額の下限を130円とする

明確な増配ではありませんが、実質増配であり、1株あたりの配当金下限があるのは魅力的かと思います!また、自社株買いを定期的に行っており、配当性向も近年は40%以下ですね。

積水ハウス:1928

一株配当配当性向自社株買い
2010/110赤字0.54億
2011/12128.880.62億
2012/1204228億
2013/12840.50.31億
2014/14336.20.98億
2015/15038.2153億
2016/15444.9200億
2017/16436.5220億
2018/17739.90.22億
2019/17942.433.8億
2020/18139.4100億
2021/18446.450.1億
2022/19039.6150億
2023/1*104--
IRBANKより

HPより株主還元方針は↓

HP抜粋

中期的な平均配当性向を40%以上とするとともに、
機動的な自己株式取得を実施することで株主価値向上に努めます。

明確な増配ではなく、2012/1は1円下がっていますが、概ね実質増配であり、「平均配当性向」ではありますが40%以上とあるのは魅力的かと思います!また、自社株買いを定期的に行ってますね。

住友林業:1911

 一株配当配当性向自社株買い
2010/315111.780.02億
2011/31551.340.05億
2012/31528.660.01億
2013/31718.90.01億
2014/31914.90.03億
2015/321.520.50.03億
2016/32443.70.03億
2017/335180.02億
2018/34023.720.5億
2019/34024.90.05億
2020/34026.10.02億
2020/123520.90.01億
2021/128017.50.21億
2022/12*125--
IRBANKより

HPより株主還元方針は↓

HP抜粋

配当については、継続的・安定的配当を基本に、
業績等を総合的に勘案した上での利益還元を行うことを方針としています。

明確な増配ではなく、2020/12は5円下がっていますが、概ね実質増配であり、近年は配当性向40%以下となっています!また、自社株買いは行っていますが、それほど規模は大きくなさそうです。2021から2022にかけて大幅に配当が上がっているので、今後どうなるかは注視します。

タマホーム:1419

一株配当配当性向自社株買い
2013/525.823-
2014/52645.5-
2015/510赤字-
2016/510赤字-
2017/51550-
2018/53044-
2019/55340.5-
2020/57040.5893百万
2021/510041.1-
2022/512544.2450百万
2023/5*170--
IRBANKより

HPより株主還元方針は↓

HP抜粋

当社は、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題の一つと認識しており、
経営成績に応じて株主の皆様への利益還元を継続的に行うことを基本方針としております。

明確な増配ではなく、赤字の2015/5、2016/5と翌年2017/5は落ち込んでいますが、その後は増配傾向です。ただ、配当性向40%を超えており、上記3社よりは多いです。また、自社株買いは行っていますが、不定期です。2023/5は記念配当で急増していますね。

個人的には時価総額も少なく、10年以内に赤字もあることから投資するには少し不安を感じます。

株主優待

大和ハウス工業積水ハウス住友林業タマホーム
100株共通利用券
1,000円分
なしなし特製クオ・カード
保有3年未満:500円分
保有3年以上:1,000円分
300株共通利用券
3,000円分
なしなし同上
500株共通利用券
5,000円分
なしなし同上
1,000株共通利用券
10,000円分
魚沼産コシヒカリ5Kgなし同上

大和ハウスは3,000株、5,000株で同じく共通利用券3万円、5万円分あります。
共通利用券は全国のダイワロイヤルホテルの各種サービス(宿泊、ホテル内でのお食事、お買い物など)等、グループ利用券の他、株主優待専用グルメギフトもあるようですね。

株主優待制度|IR情報 For Investors|大和ハウス工業 (daiwahouse.co.jp)

積水ハウスは1,000株以上のみ
住友林業はなし
タマホームは年2回保有期間に応じて特製クオ・カードがもらえます。

株主優待としては、個人投資家で1,000株以上はなかなか難しいので、
大和ハウス工業かタマホームが魅力的かと思います。

まとめ

この記事を書く前から私が保有していたのは積水ハウスと住友林業でした。

しかし、2010年から実質的な減配を行っていない大和ハウス工業にも魅力を感じました。
時価総額もTOPですし、意外と株主優待もあったり^^
何となく不正建設の悪いイメージがありましたが、新規投資してみようと思いました。

タマホームは直近の売上増加は魅力的ですが、2015、2016の赤字&減配が気になりました。住友林業もですが、直近の配当増加は魅力的ですが、急激過ぎる気もしており、少々不安も感じました。

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kakeibo_mama

家計簿ママ

老後2000万円問題をきっかけに100歳までの家計簿を作成して愕然。。転職による年収アップ+節約しかないと奮闘するも充分な資産を形成するのは困難であることが判明!?ようやく資産運用について考え始める。定期預金と学資保険に限界を感じ、iDeCo→NISA→高配当株を実施中!日本高配当株がメイン。投資歴3年目!家計簿歴9年!少しでも参考になればと自身の経験をもとにブログも執筆中。

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